途中参加でしたが、Cross Commnunity Conferenceに行ってきました。
http://www.java-users.jp/contents/events/ccc2008spring/
Android
SIProp 今村さん(私の古くからのお友達です)のAndroidのデモ残念ながら動作しませんでしたが、Androidの可能性のお話をお聞きできました。
世界市場を意識したとき、日本の携帯市場の約2%というのは世界的な標準化の流れに遅れをとる懸念があると思っていますが、Androidをはじめとするグローバルな動きに注目していかなければなりませんね。
Scala
後、羽生田さんらのScalaのプレゼンをお聞きしました。ちょっと盛りだくさん過ぎて、消化不良ですが、、、Scalaの変態プログラミングは実感できましたw 特に:/あたりww JVM上で動くスクリプト言語が多くなってきただけに選択が迷うところですが、これを機にScalaも検討してみたいと思います。
ちなみに、スクリプト言語でコード減らすのは理解できますがそれだけではメリットになりえないんですよねぇ。ギークでない一般のエンジニアでも学習しやすく、メンテナンスしやすいかどうかでいうと、現状のJava言語に勝るものはない気がしています。いろいろと複雑な魔法を覚えるのは大変だと思うんですよね。
でも、確かにプラグインなどではスクリプトが向いていると思うので、適材適所で考えて使うべきだなぁというのが率直な感想でした。
Programming First Development
また、その後、ひがさんのセッション。タイトルがタイトルだけに電波が飛びまくるかと思いきや、すごく論理的にまとまったセッションだったかと思います。基本バックグラウンドにはXPの考え方があるなと思いました。白本には今日ひがさんがしゃべったコンセプトがぎっしり詰まっていると思います。改めて読み返し。
- 作者: ケントベック,Kent Beck,長瀬嘉秀,テクノロジックアート
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2005/12
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Programming First Developmentは(私の解釈が正しければ)私も昔からやってますよ。私の解釈では普通に要件定義後に、プロトタイプを実装(UT含む)して短いリリースでどんどん確認させて、最終的にITを行ってドキュメントをつけてリリースって感じでやっていました。要は最初は仕様書らしい仕様書なんて一切書きません。要件定義もメールかメモ程度、要件の網羅性があればよし。ドキュメントは書かないのではなく、最初は書かないでコードを書き、最終的に顧客と合意した保守に必要なドキュメントを作成して納品って感じ。
ポイントは最初の要件定義の段階である程度のスコープを決めておき、ファンクションポイントなどで規模感を把握して、プロトタイプを見せたときに追加要望が出てくることを想定して概算の見積もりを出していました。この辺の見積もり方法は各社でやり方は異なるところだと思います。会場でも大山さんが後からでてくる要求をどのように区切っていくかが重要とかいってたように思いますが、まさにそのあたりが交渉力になってくると思いますね。そのような契約環境を確立することのほうが、結構重いことだったりするわけです。次回、議論する場があればその辺りのKnowHow, KnowWhoなども共有できるといいなーと思いました。