2/28日付けでドワンゴを退職しました。お世話になった会社なのでちゃんとお礼をいっておこうと思います。
初めてのコンシューマ向けウェブサービスでした。とてもよい経験をさせてもらいました。ありがとうございました。
一番大きいところは、ScalaとDDDを採用したサービスを開発してリリースしたってことですね。そのあたりの詳しい話は Scala Conference 2013 で聞けると思います*1。
Scalaで開発した感想ですが、よく話題になる習得コストはそれほどかからなかったように思います。ある程度先にScalaをやっている人がいれば、その人を軸に最初は命令型(var)で書いて言語仕様も部分的な理解でも問題なかったですね。慣れてきたらvalのコードに挑戦するとよいですね。valでコードが書けるとより関数型スタイルになるので、コードが理解しやすくなります。 こういう風に段階的に学習して、プログラマの成長と共にScalaのコードの表現力も向上していくことができます。だから最初からモナドを理解する必要もないです。逆にScalaだと知らない内にモナドを使っている可能性だってあるわけですから。最初から全部の機能を使いこなせるようにならないと怖いという完璧主義な発想は日本人的だなぁーと最近思ったりします。まぁ、どんどん使って学習の機会を増やした方が効果的だと思います。
もう一方のDDDですが、ドメインをオブジェクト指向で設計するための手法なのですが、自分なりに実践してきたノウハウを実際のサービスの開発に適用してきました。まだまだ道半ばですが、僕が関わったプロダクト以外でも導入しようという機運が高まっているので、次につながる成果が残せたかなと思っています。やっぱり、最重要パターンはユビキタス言語だってことだけは間違いないなーと思っています。まぁ詳しいことは java-ja.DDD で話すので時間のある方はぜひ参加してください。補欠待ちがすごいことになってますが、、、キャンセル待ちも出ると思うし、とりあえず参加登録しておくといいのではないかな。
あと、技術的な実績以外では、友達がたくさんできたことがよかったですね。クズはやっぱり楽しいですね!
本当にお世話になりました。
そして次は本日3/1からグリー株式会社でお世話になります。初日から遅刻しないように頑張るぞ! みなさま、今後ともよろしくお願いします。
追記: あ、大事な欲しいものリストを張っておきますね!
http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/O3X22DRTLI2S
*1:当日は僕も参加しますが登壇はしません。元同僚の後藤さんがしゃべってくれるはず