かとじゅんの技術日誌

技術の話をするところ

FizzBuzzという溝

自分の会社では社員や協力会社の方と面談するときはFizzBuzzの問題を解いてもらうようにしています。
「プログラミングできますよ」っていう人でも、実際の開発業務で一行も書けない人もいるので「プログラムが書ける」という能力を測る、何かの尺度が必要ということで、FizzBuzzの問題を解いてもらっています。言語は自分の得意な言語で。
(実はうちの会社では、営業とか企画の人でもVBAでよいからFizzBuzzを解いてみてと無茶振りしてるんですよw。少しでもプログラムを書くという難しさを理解してみるとお互いのコミュニケーションもしやすくなるかもという試みw)
FizzBuzzを知らない方はこのあたりを参照してください。
http://www.aoky.net/articles/jeff_atwood/why_cant_programmers_program.htm
泣きたくなる正答率ですね。。。
私も正直、面談した人で完全に解けた人はいませんでした(涙
理想論をいうと「プログラマなら、これがぐらい解いてくれよー」なんですがね。まぁ、解けなくてもプログラミング能力がどのレベルにあるのか、現状を把握することができるのでやる価値は十分あると思っています。まず、手続きを意図通りに実装できるがプログラマとしての最低要件。というかお客様からお金をいただくプロとしてはできて当たり前の認識なんですよね。書けると書けないに大きな溝があるのが実情かなー。
手続きが一つ作れたらからといって自慢できるレベルでもなんでもなく、オブジェクト指向設計能力であったり、言語に関するAPIの知識であったりとプログラマに求められるハードルはいくつもありますね。逆説的にいうと、プログラムを書くという行為はそれだけ高度な仕事。FizzBuzzの溝だけでなくいろいろ溝はある訳で、その溝を埋める努力をしている人は本当に尊敬できますね。そういう人と一緒に仕事したいですし、そう思われるようになりたいと思う。