かとじゅんの技術日誌

技術の話をするところ

メタファが大事

今は山梨の親類の家にきております。
最近ノートパソコンを買ったそうで、慣れない手で一生懸命 文字入力の練習していました。いやーもーね、DelキーとBackSpaceキーの違いが理解できないとか、カーソルが何か、スペースキーの空白入力と漢字変換、Enterの改行と漢字変換の決定とで、2,3時間話しましたw 教えた相手は80代のおばあさん。無理もないです。
ITって論理学の世界、要はパソコン上に登場するウィンドウやカーソル、アイコンなどは仮想的に論理的に作り出した概念です。だから全く理解が進みにくいのだろうって感じでした。そこで、たとえばパスワードって概念の理解も四苦八苦で、そこで比喩で銀行口座からお金をおろすときの暗証番号と同じものですといえば理解してくれました。
これって、私たちの技術の世界でも同じだと思うんですよね。仕様理解や技術理解でも、適切な現実社会における比喩、つまりメタファを持ち出すことによって、仕様伝達が正確で速く伝えることができるはず。
すべての場面で適切なメタファを持ち出せるとは限らないのですが、できるだけ意識することで、チームとしての生産性を維持向上させるひとつの手段になると思った今日この頃でした。